MFC
MFCの森の木や、遠くに見える山々が
鮮やかな色合いから、大きく色を変えています。
どの季節の景色も美しいと感じますが
12月の山々は、静かに佇みながら過ぎ行く時間を楽しむような
味わい深さがあるように感じます。
なので、この季節の焚き火はより一層趣がありますね。
ただ、乾燥による火の元の注意と、寒さとの戦いでもあります。
さて、今日はMFC(Marci Forest Camp)の森のお話を。
MFCがあるこの場所は、キャンプ場として動き出す前は、静かな時間が流れるゆったりとした森でした。
そしてその森の中では、春と秋の心地の良い時期になると『森の市』というイベントを開催していました。
『森の市』には、毎回テーマがありました。
森あそび、お菓子、少し早いクリスマス、おでかけなどなど、ワクワクするようなテーマばかりです。
そして森の中にいくつも小屋を建て、その小屋の中はたくさんの素敵なお店さんが。
年に2回のイベントでしたが、毎回たくさんのお客様が足を運んでくださり、森の中は心地良い賑わいをみせる特別な空間でした。
森の市以外にも、アウトドアのワークショップをしたり、冬には焼き芋をしたり。
1年のうち少しだけ森が賑やかになり、それ以外は、静かで、穏やかな森です。
イベントのない静かな森の中。
ウッドデッキに腰掛けると、聞こえくる優しい鳥の声。
木々の擦れる音に耳を傾けながら、ふぅ…と一息ついた時に感じるあの心地の良さは格別でした。
賑やかな森も、静かな森も、どちらも私たちにとっては大切な時間で、せっかくならこの森の心地良さをもっとたくさんの方に感じていただきたい、そう思っていました。
それがMarci Forest Campを始めようと思ったきっかけです。
それから準備のはじまりはじまり。
自生している木々を心地良く過ごせるよう整備し、芝生を張り、砂利を敷き、どんどんとカタチを変える森の中。
ですが、カタチは変われども、心地良さは変わりません。
鳥の声も、木々のざわめきも、特別に感じる空間も、そのままです。
そして、今年の秋に5組限定のプライベートキャンプ場として、MFCをオープンすることができました。
まだまだ始まったばかりで色々なことにバタバタしていますが、お越しくださるお客様にとってMFCで過ごしていただく時間が、価値のある時間だと思っていただけるよう、これからも色々なことに取り組んでいきたいと思います。
お客様にとっては色々と決め事の多いキャンプ場かもしれませんが、それを含めてMFCでの時間を楽しんでいただけると嬉しいです。